パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 デザインセンター 所長 渡辺 雅純 様よりコメントをいただきました
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社
デザインセンター 所長
渡辺 雅純 様
プロジェクトが始まる前の、事業の⽬標、もしくは課題は何でしたか?
キッチンを選ぶお客様の購買行動が変化しているように感じていました。感度の高いお客様はSNS等の情報ツールを活用し、キッチンをインテリアの一部として、イメージを固めてから家づくりやリフォームに入られており、私たち住宅設備メーカーは、そのようなお客様に認知いただく必要があると感じていました。
数多あるデザイン会社の中から、なぜシカタを選びましたか?
今までの経験上、(代理店)経由ではなく直接対話しパートナーシップを形成できるデザイン会社の方を探していました。どうしてもメーカー側は主観的に伝えたいことを発信してしまいがちですが、シカタ北本さんには、情報の受け手であるお客様側が何を求めているかを客観的に判断し、進言いただける、そのような期待を抱くことができました。
また、Caresa(カレサ)のプロジェクトは、ブランディングそのものであったため、部分的な制作でなく、全体を俯瞰してディレクションいただけるブランディングファームであったことも決定要因でした。
シカタのデザインアプローチへの感想をお願いします
「誰に何を伝えたいのか」丁寧にヒアリング重ねた後、ビッシリと手書きで埋まった課題整理のホワイトボードを用意いただき、メッセージを固めていったアプローチが印象的でした。
「軸」となるメッセージが固まっていたため、その先のネーミングやビジュアル等は迷うことなく、関係者で「こうだよね」と共有できたためスムーズに進めることができたと思っています。
デザインアプローチ後、市場やステークホルダーの反応はどのように変わリましたか?
Caresaはゼロからのブランド立ち上げであるため、市場浸透にはまだ時間が必要ですが、実際に購入いただいたお客様の中には、シカタさんと一緒にターゲッティングしたユーザー像そのものの方がいらっしゃって驚きました。
また、軌道修正が必要となった時も、常に我が事として自律的に提案をいただき、併走いただけるパートナーとして心強い限りで、本当に感謝しています。